阪大:すべての匂いを数値化する技術 – 弁理士さわべゆみこブログ – さわべ特許事務所

大阪大学(阪大)で、産業上有用な匂いを嗅覚受容体で数値化してデータベースを構築し、新しい匂いをデザインする事業展開が開始されたそうです。
http://news.mynavi.jp/news/2017/09/01/036/

匂いを数値化できるのであれば、この技術を使って匂いの商標を特定することができそうです。

新しいタイプの商標として、平成27年4月1日から下記の商標は出願を受け付けられていますが、匂いの商標は対象外になっています。

(1) 動き商標  :文字や図形等が時間の経過に伴って変化する商標(例えば、テレビやコンピューター画面等に映し出される変化する文字や図形など)
(2) ホログラム商標  :文字や図形等がホログラフィーその他の方法により変化する商標(見る角度によって変化して見える文字や図形など)
(3) 色彩のみからなる商標  :単色又は複数の色彩の組合せのみからなる商標(これまでの図形等と色彩が結合したものではない商標)(例えば、商品の包装紙や広告用の看板に使用される色彩など)
(4) 音商標  :音楽、音声、自然音等からなる商標であり、聴覚で認識される商標(例えば、CMなどに使われるサウンドロゴやパソコンの起動音など)
(5) 位置商標  :文字や図形等の標章を商品等に付す位置が特定される商標

匂いの商標は、米国や韓国、豪州では保護されるようなので、日本でも将来保護されるようになるかもしれませんね。

さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です