特許庁は、2021年7月14日に「特許行政年次報告書2021年版」を発表しています。
https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2021/index.html
昨年2020年の国内特許出願数は、288,472件(前年307,969件)で、年々減少していた件数がついに30万件を下回りました。
国内特許出願と異なり、年々増加していたPCT国際出願も、2020年は、49,314件(前年51,652件)で減少しています。
一方、特許審査の一次審査通知までの期間(平均)は、10.2ヶ月(前年9.5ヶ月)、権利化までの期間(平均)は、15.0ヶ月(14.3ヶ月)と増えています。
また、通常平均10.2ヶ月かかる審査期間を短縮するための早期審査は、年々増加していましたが、2020年は22.401件(前年22.912件)と若干減っています。
この早期審査での一次審査通知までの期間は、早期審査の申請から平均2.7か月(2020年)で、早期に審査結果を得たい場合には有効な手段です。
このような統計情報のほかにも、注目すべき項目が多々ありますので、本ブログでも引き続き、もう少し詳しく内容を見ていこうと思います。
さわべ特許事務所
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