平成30年度特許出願技術動向調査公開

先月末(2019年5月31日)に、平成30年度の特許出願技術動向調査が公開されています。
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190531010/20190531010.html

平成30年度は、下記12の興味深い技術テーマについて報告されています。

・ハイバリアフィルム   :食品などの包装材、有機ELディスプレイ等の基板の部材
・電池の充放電技術
・樹脂素材と異種素材との接合技術
・電子ゲーム
・パワーアシストスーツ
・がん免疫療法
・人工関節
・仮想通貨・電子マネーによる決済システム
・次世代建築技術
・ストレージクラスメモリ
・ドローン
・三次元計測

近年、経営に生かすための知財情報を中心とした分析方法である、IPランドスケープ(Intellectual Property Landscape)が注目されていますが、そのような分析をする際にも、特許出願技術動向調査を活用することができます。

特許出願技術動向調査は、特許出願傾向だけでなく、対象技術の技術俯瞰図や市場動向、政策動向等もまとめられており、特定の技術を分析する際のベースとなる公的な資料です。

特定技術の分析でなくても、自社技術に関連する技術や興味のある分野について、チェックしてみると、いろいろな発見があり、新たな技術や新たなビジネスのアイデアが浮かぶかもしれませんね。

さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/

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