特許庁は、本年(2015年)から広報誌「Tokkyo Walker」を創刊しています。
「Vol.1 TOKYO IP COLLECTION 2015 総力取材号」(6月13日発行)に続き、「Vol.2 地域づくりという革新。 ~温故知新のクリエーティブ発想~」(9月25日発行)が公開されています。
http://www.jpo.go.jp/oshirase/kouhou/tokkyo_walker.htm
最初に、「Tokkyo Walker」のロゴを見たときは、「Tokyo Walker」の類似商標!?とちょっとドキドキしたのですが、東京ウォーカーの責任編集のようで、「Tokyo Walker」商標権者の株式会社KADOKAWAによる、類似商標を使った、パロディ雑誌という扱いなのでしょうか(インパクトがありますね)。
※どのような契約となっているのかも興味があります。
このような著名商標の保有していると、著名商標に類似する商標をパロディ的に使って特許庁という新たな顧客を獲得することができるのですね。
※「Tokkyo Walker」を株式会社KADOKAWA以外の出版社が使用すれば、商標権者である株式会社KADOKAWAは黙っていないと思いますので、自社登録商標が仕事の獲得に一役買っています。
さて、特許庁の広報誌「Tokkyo Walker」は、創刊号には、トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」の記事、Vol.2には、花王の食器用洗剤「キュキュット」の記事があり、身近な商品から知財を考えることができるよう編集されています。
不定期年4回発行され、Vol.3は12月発行予定ですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com