特許出願、最初の1件で満足していませんか?

技術開発が進んだら、“次の特許”を出しておくとグッと有利になります!

「一度は特許を出したけど、そのあとバタバタしていて追加出願していない…」

そんな企業の方、実はかなり多いです。

開発が進むと、あれこれ新しい工夫が生まれますよね。

ただ、そこに“特許にできるタネ”がたくさん混ざっていることって、意外と気づきにくいんです。

今日は、

「最初の1件でストップしている企業が、実は損をしてしまいやすい理由」

と、

「どんなタイミングで追加の特許を考えるべきか」

を、できるだけわかりやすくまとめていきます。

ゆるっと読んでもらえる内容なので、肩の力を抜いてどうぞ。


■ 一度出願した企業ほど陥りがちな“落とし穴ポイント”

よく聞く声はこんな感じです。

  • 「原理は最初に特許にしたから、とりあえず大丈夫でしょ」
  • 「ちょっと改善しただけだから、特許にするほどじゃないかな」
  • 「まとめて完成したら相談します!」

これ、めちゃくちゃ自然な感覚です。

ですが、特許制度の仕組みからいうと、ちょっと危うい部分が…。

というのも、特許は

出願した範囲だけ”を守ってくれる制度

でして、技術が進化しても自動で守りを広げてくれるわけではありません。

つまり、

仕様変更・改善・最適化の部分は守られないままになっていることがとても多いんです。

だから、最初の1件を出願した企業ほど“油断しやすい”という側面があります。


■ 技術開発が進んだときに生まれがちな「特許のタネ」

開発を続けていると、こんな瞬間がありませんか?

  • 動かしてみたら問題が出て調整した
  • お客さんの声で仕様を変えた
  • 実装の中で「ここ工夫したらうまくいった!」があった
  • コストダウンのために構造を見直した

実はこれ、全部が 特許候補になりうる改善点 です。

具体例で見てみましょう。


① プロトタイプ → 製品化での細かい改善

たとえば:

  • 制御のタイミングを少し変えた
  • フィルタリングを微調整した
  • 条件分岐を増やしたら性能がアップした

これって実務の中ではよくある話ですよね。

でも実は、

最初の出願に入っていない「別の価値」 なんです。

競合から見ると「ここが狙いやすい」というポイントになりがちです。


② ユーザー要望で追加した新機能

  • 新しいデータ処理方法
  • 追加したUIや新しい動作パターン
  • 運用条件に合わせて変えた仕様

こういう“後から生まれた工夫”は、企業独自の強みになりやすいです。

特許にできる可能性も高め。


③ コストダウンのための工夫

  • 材料を変更
  • 形状の最適化
  • 部品点数の削減

「コストダウンなんて特許に関係ない」と思いがちですが、

実はこれ、結構強い特許のネタになります。


■ 出願していないままだと、こんなリスクがあります

ちょっと怖い話をすると、追加の出願をしていないとこんなことが起きます。


① 競合に特許化される

あなたの改善が特許になっていないと、

「競合が後から出願してしまう」パターンがあります。

これが起きると、

  • 自社の改善が自由に使えなくなる
  • ライセンスを求められる
  • 製品仕様を変えざるを得ない

なんてことも起きかねません。


② 自社の“いちばんの強み”が保護されていない

実務で本当に多いのがこれです。

初回出願では“原理”を守れたとしても、

今の製品の強みとなっているのは 改善後の実装のほう だったりします。

でもそこが特許になっていないと、競合は簡単に真似できます。


③ 資金調達・提携のときに弱みとして見られる

投資家や大手との提携話では、

「最新の技術まできちんと守られているか」

は必ずチェックされます。

もし

  • 3年前に1件出しただけ
  • 追加ゼロ

という状況だと、

「今の技術が全然保護されていないのでは?」

と見られてしまいがちです。


■ じゃあ、どんなタイミングで追加出願を考えるべき?

答えはシンプルです。


技術に“変化”があれば、特許の候補。


この3つのどれかが起きたら、要チェックです。

  1. 性能が上がった
  2. 仕様が変わった
  3. 実装方法を変えた

感覚的には

「ちょっと改善した」

レベルでも十分。


■ 忙しい企業向け:10分でできる“変化点チェック”

次のうち1つでも当てはまれば、追加特許のタネがある可能性が高いです。

  • 初期版より性能が良くなった
  • 実装でひと工夫した
  • 新しい部品やAPIを使った
  • コストを下げた
  • UIを変えた
  • 条件によって動作を変えるようにした
  • 例外処理を増やした

特に 「最初の仕様と比べて違うところ」 は要注意です。

ほぼ特許ポイントです。


■ 「今からじゃ遅いかな?」 → ぜんぜん大丈夫です

開発が進んでも追加出願は普通にできます。

むしろ、実装してみて初めて見える工夫のほうが、強い特許になることもしばしばです。


■ “全部出す”必要はなし。重要なのは仕分けです

大事なのは、

特許に向いているところは出す

出さなくていいところは出さない

という整理です。

私は、ご相談いただいた企業に対して

「開発の進捗レビュー」

という形でこの仕分けを一緒に行うことが多いです。

  • 出すべき部分
  • 出さなくていい部分
  • ノウハウ化したほうがいい部分
  • 他社特許の注意点

これをサクッとまとめるだけでも、守り方が変わります。


■ まとめ:開発が進むたびに、特許のタネは勝手に生まれています

技術開発をしている限り、

「改善」や「最適化」は必ず出てきます。

そしてその1つひとつが、

事業の差別化ポイントであり、

特許の候補でもあります。

最初の1件で満足してしまうと、

せっかくの強みが保護されないままになってしまうことも。

追加出願は“攻め”というより、

事業の大事なガードだと思っていただければ十分です。


■ 気軽に相談できるのでご安心を

「特許にするほどの話か、まず聞いてみたい」

という段階でも大丈夫です。

30分ほどお話して

「ここは守るべき」「ここは不要」と

ラフに仕分けすることから始められます。

出願するかどうかはその後でゆっくり決めていただければOKです。


初回相談のお申し込みはこちら

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さわべ特許事務所

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