第1回:なぜ企業に商標が必要なのか? – ブランドを守る第一歩

「商標登録って、大企業がやるものでしょ?」そんな風に思っていませんか?

実は、どんなに小さなビジネスでも商標は大切なんです。商品名やサービス名って、まさに会社の「顔」そのもの。お客さんが一番最初に覚えてくれる部分ですからね。

商品・サービス名 = 会社の顔

コカ・コーラ、iPhone、マクドナルド…これらの名前を聞くだけで、なんとなく「あの味」「あの使い心地」が想像できませんか?

これ、地域の小さなお店でも同じなんです。「○○ベーカリーのメロンパン」「△△美容室のカット」など、名前と一緒に品質や体験が記憶されていく。つまり、名前はブランドという貴重な財産なんです。

登録しないとどうなる?

商標登録していないと、こんなことが起こる可能性があります:

  • 真似される:あなたの商品が人気になったら、似たような名前の商品が出てくるかも
  • 先取りされる:もっと怖いのは、他の人があなたの使っている名前を先に商標登録してしまうこと。そうなると、あなたの方が使えなくなってしまいます

せっかく育てたブランドを手放すなんて、考えただけでも悲しいですよね。

特許と商標、何が違うの?

よく混同されるのが特許と商標。簡単に言うと:

  • 特許:技術やアイデアを守る(期限あり)
  • 商標:名前やロゴを守る(更新すれば半永久的)

iPhoneで例えると、中に入っている革新的な技術は特許、「iPhone」という名前とリンゴのマークは商標で守られているということです。

今からでも全然間に合います!

「もう商品販売しちゃったから手遅れかな…」なんて心配は無用です。商標登録は後からでもできますし、実際に使っている名前だからこそ価値があるんです。

商標は「保険」でもあり「投資」でもあります。あなたの大切なブランドを守りながら、お客さんからの信頼もアップ。一石二鳥ですね!


次回予告:第2回「商標出願のタイミング – 遅すぎると失敗する理由」

「売れてから登録すればいいでしょ」って思ってませんか?実は、それがとっても危険な考え方なんです。次回は、実際に起きた「先取りされちゃった事例」と、ベストなタイミングをお話しします。読んだら絶対に行動したくなりますよ!

さわべ特許事務所

https://sawabe-pat.com


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