フレキシブル発電デバイスのサンプル出荷をリコー社が9月に始めると記事が伝えています。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/20/news101.html
フレキシブル発電デバイスには、九州大学とリコーが共同研究した材料を採用されているそうで、屋内のような低照度(約200lx)から、屋外の日陰などの中照度(約1万lx)までの光量に応じて効率的に発電できるそうです。
九州大学のニュースリリースはこちらです。
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/1992
ニュースリリースには、九州大学の高性能有機半導体設計/合成技術と、リコーが長年複合機の開発で培ってきた有機感光体の材料技術を組み合わせたと記載されています。
リコーのフレキシブル環境発電デバイスの説明はこちらです。
https://jp.ricoh.com/technology/tech/094_flexible_energy_harvesting_device
2013年からのA-STEP 産学共同プロジェクトを通した共同研究が実を結び、紙のように薄く、軽く、曲げることができ、屋内屋外に存在する「身近な光」で発電できる発電デバイスを開発したとのことで、新たな技術を開発することに必要だった時間と労力、ひらめきに思いを馳せると、8年の月日は、長かったのか短かったのか、発明者の方々に聞いてみたい気がします。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com