先週(2016年11月14日)、日本国特許庁が世界に先駆けてIoT関連技術の特許分類を新設したとプレスリリースされました。
http://www.meti.go.jp/press/2016/11/20161114001/20161114001.html
記事によると、IoT関連技術の特許分類「ZIT」を新設したそうです。
この「ZIT」は、広域ファセットと呼ばれるもので、FIの全範囲あるいは所定の範囲にわたって、FIとは異なる観点から付与される分類記号です。
新設された「ZIT」のほかにも、ZAA(超伝導に関するもの[適用範囲 全範囲])や、ZEC(電子商取引関連技術に関するもの[適用範囲 全範囲])があります。
ちなみに、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)でZECを検索してみると、ヒット件数 18515件であり、多くの特許文献を検索することができます。
試しに、「ZIT」を検索すると、今日現在(2016年11月21日)は、ヒット件数0件でした。
これからZECのように多くの特許文献に記号が付与され、FIのセクションやクラスの範囲を超えて一括で検索できるようになりそうです。
さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/