富士通研究所と北海道大学が、AIによる自動判断結果に基づいて、その結果を得るための必要な手順を提示する技術を開発したそうです。
https://news.mynavi.jp/article/20210204-1692100/
2021年2月3日の弊所ブログでも、「説明できるAI」というキーワードが出てきましたが、
https://47923497.at.webry.info/202102/article_3.html
従来指摘されていた、AIで導き出した結果について、その根拠が説明できないと、説得力がなく、なかなか採用されないという課題を解決する技術が開発されてきているのですね。
株式会社富士通研究所のプレスリリースはこちら。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/09/20-1.html
日付は、2017年9月20日ですので、既に3年以上前に技術自体は開発されているようです。
本件のプレスリリースはこちら。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/02/4.html
2017年に開発された技術を基にして、北海道大学と共同開発することによって、より実用的な技術が開発されたということなのでしょう。
本技術の前段階の技術についてもプレスリリースされていますので、技術開発の経緯が分かります。
プレスリリースには、特許出願についての言及はありませんので、特許出願せずにノウハウとして秘匿されているのかもしれませんが、もし出願されており公開された場合には、内容を確認してみたいと思います。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com