カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、4月1日に「奈良 蔦屋書店」の内装の意匠を特許庁へ出願したことを記事が伝えています。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00012/042000029/
改正意匠法が、2020(令和2)年4月1日に施行されることに対応して、いち早く出願されたようです。
改正意匠法では、特に次の内容が注目されています。
・画像の意匠の保護の拡張(物品に記録・表示されない画像の保護)
・建築物の意匠の保護(土地に定着した建物又は土木構造物等の保護)
・内装の意匠の保護(複数の物品、建築物又は画像から構成される内装の保護)
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は、意匠が改正される前から自社のデザインを意匠権で守っていこうという意識が高いようで、本等の商品を陳列する棚を意匠登録しています。
今回出願した内装の意匠の公報は、まだ公開されていませんが、記事には内装の一部の写真が公開されています。
「奈良 蔦屋書店」に行けば、実際の内装も見ることができるはずですが、残念ながら、今は休業中のようです。
臨時休業のお知らせ
https://store.tsite.jp/nara/news/shop/13911-1131390413.html
新型コロナウィルス感染が終息したら、意匠出願された内装の実際をチェックしに行ってもいいかもしれませんね。
さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/