秋晴れのなか、連日日本の研究者の方のノーベル賞受賞が発表され、誇らしく嬉しい気分に包まれています。
大村智先生、梶田隆章先生、ノーベル賞受賞おめでとうございます!
先に受賞が発表された大村智先生に関するニュース記事が公開されています。
http://news.livedoor.com/article/detail/10672511/
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO92470530V01C15A0000000/
http://japanese.joins.com/article/632/206632.html
そのなかで、大村智先生の「研究を経営する」「資金がないから研究ができないというのは言い訳」「研究で世の中に貢献すれば、必ずまた研究費は入ってくる」というお話は、印象的でした。
大村智先生は、企業と共同開発をする産学連携の先駆けとして企業から研究資金を調達し、特許を取得し、企業から特許権の実施料を受け取ることによって、さらに研究を進めるための研究者や設備、施設を整え、多くの研究成果を生み出してこられました。
研究開発には、膨大な時間とお金がかかりますから、自身の研究成果を特許という形にし、継続して資金を得て研究開発を続けられるサイクルを生み出すことは、大学の研究者だけでなく、一般企業でも実現できるものだと思います。
ニュース記事では、特許料として得た250億円は、研究助成や病院建設、美術館建設に使い、その他にも、数千億円が得られるとも言われる特許権を放棄し、WHOを通じ10億人以上にイベルメクチンを無償提供されているそうです。
研究者としての視点だけでなく、経営者の視点も持ち、必要なキャッシュを稼ぐ力があると、さらに大きな仕事、社会貢献ができるのだなあと感じています。
さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com