今日は、「喧嘩の作法」という本をご紹介します。
http://www.amazon.co.jp/知財スペシャリストが伝授する交渉術-喧嘩の作法-久慈直登/dp/486310149X
著者は、ホンダで10年間、知財部長を務めた方で、帯には「知財は産業競争で直接使える唯一の武器」と書かれています。
内容を少しご紹介すると、、、
ホンダの歴代経営者は、知財が得意分野であり、本田宗一郎氏自身も、知財についての見識が高く、多くの知財語録が残っているそうです。
また、本田氏は、他人の権利を尊重する姿勢がきわめて強く、他人の権利を侵害することを許さない人でもあったそうですが、その一方で「権利は金をかけてでも、裁判してでも、主張しろ!」という発言もあり、知財を保有するならそれは使わなければならない、というホンダの強い知財ポリシーが生まれたそうです。
元知財部長という立場から、ホンダという企業での、知財を企業間競争で使用する際の考え方、具体的な権利の取り方、権利行使のしかたなどが語られ、多くの技術開発をする企業が企業として考えるべきことを知ることができます。
是非一読して、自社の知財を考えるきっかけとしてはいかがでしょうか。
さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com