2019年のノーベル化学賞を、旭化成の名誉フェロー吉野彰氏が受賞したと記事が伝えています。
https://news.mynavi.jp/article/20191009-907303/
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50824210Q9A011C1AM1000/
リチウムイオン電池の開発による、小型・軽量で高出力の蓄電池の実用化が受賞理由だそうです。
企業では、特許出願との関係で論文として新規な技術を発表することは難しいと思われますが、今回は企業が技術を守るために出願し、特許庁によって公開される特許出願書面で、技術の内容を示すことができ、その内容をノーベル賞の委員会によって評価されたとのことです。
そこで、出願人:旭化成、発明者:吉野彰で、日本に出願された特許出願を検索したところ、51件の出願が検索されました。
出願年と出願数でのグラフは、下記のようになりました。
古くは、1977年から2016年まで(現在から1年6ヶ月前までの出願はまだ公開されていないため、実際の出願はまだ多いのかもしれません)、コンスタントに出願されていることがわかります。
もっとも新しい特許出願は、発明の名称が「非水系電解液及び非水系二次電池」で特許されています(特許第6564336号)。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-6564336/20871473D0F94E6DF4C147E09428AE50E1E7E707DF99A9871B19038FD4AD63D1/15/ja
興味のある方は、是非チェックしてみてください。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com