2011年3月11日に発生した東日本大震災は、来月11日で10年目を迎えます。
さまざまな企業や団体、大学等が、災害から人命を守るための研究・開発を続け、その成果が発表されています。
記事は、三菱電機が一般財団法人建設工学研究振興会と共同で、レーダーで検出した海表面の流速値から陸地での津波浸水深をほぼ同時に予測する「レーダーによる津波の浸水深予測AI」を開発したと伝えています。
https://news.mynavi.jp/article/20210204-1692312/
プレスリリースはこちら。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2021/0204.html
三菱電機のAI技術「Maisart®(マイサート)」が、さまざまな地震による津波発生条件での海表面の流速と陸地での浸水深の関係を学習することによって、浸水深※を予測し、計算時間が数秒、誤差の1m程度になったそうです。
※浸水深と避難行動
https://www.river.go.jp/kawabou/reference/index05.html
このように新たな技術は、日々開発され提供されています。
ある課題に対して多くの解決策が開発されると、さまざまな技術での切磋琢磨が起こり、よりよい技術や技術の組合せが生まれていくことによって、多くの人の命が救われる可能性が確実に高くなってきています。
それに加えて、その情報をどうやって必要としている人に届けるか、の部分について、考えてデザインすることがますます重要になってくると思います。
単発の技術だけでなく、その技術から生み出されたものをどうやって他の人に伝え、使ってもらうかまでを考え、さらに、それをどうやって技術でサポートすることができるか、についても考えサポートしていきたいと思います。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com