鳥取市は、微生物発電の実用化を目指した実証実験を行なっていると記事が伝えています。
https://www.asahi.com/articles/ASP9Y6W3JP84PUUB00D.html
記事によれば、土や泥に含まれる有機物を分解する際に発電する微生物が存在しており、その微生物を多孔質ガラス発泡材「ポーラスα」に付着させることによって、従来より多くの電力を発電する燃料電池の実験を、今年(2021年)3月から、鳥取再資源化研究所、鳥取市、丸紅、山口東京理科大学と連携して行なっているそうです。
発電能力が従来より約10倍高い微生物発電システム
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65624870Z21C20A0LC0000/
特許出願をチェックしてみると、「微生物発電装置及び発電方法」が、公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学、株式会社鳥取再資源化研究所、株式会社タイガーマシン製作所の3社で出願されていました。
微生物発電装置及び発電方法(特開2021-118159)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2021-118159/9268984163A622DC43CE77377BD64AEDA7B338878BEF98EBD5E39C1A55C74E2E/11/ja
研究開発の成果をこのようにきちんと特許出願したうえで、実証実験で成果を上げ、ニュースとして取り上げられるというストーリは、開発会社にとっては理想的なのではないかと思います。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com