著作権:「鬼滅の刃」に関する侵害物品の密輸入を関税で阻止

「鬼滅の刃」が人気ですね。
映画は、2021年1月24日に観客動員2667万4053人、興行収入365億5011万4550円に達したそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92607f53c0324fc7d09e2b81244edf0fecca46a

さまざまなグッズの販売も盛んですし、アニメの海賊版も出回っているようです。

このような著作権を侵害した物品は、輸入される際に関税で摘発され、検察庁に告発されます。
https://www.customs.go.jp/kyotsu/hodo/jikenhodo/2021jiken/jiken2021.htm#tokyo20210121

シンガポールからの郵便で密輸入されそうになった、各キャラクターの金具(チャーム)252点が税関職員の郵便物調査によって発見されたそうです。

また、マレーシアからの航空小口急送貨物を利用して密輸入されかけたアニメのDVDが調査によって発見され、犯則嫌疑者らが関税法違反及び著作権法違反で逮捕されたそうです。

税関では、覚醒剤のような不正薬物の密輸入を止めるだけでなく、知的財産権を侵害する物品についても調査し摘発してくれます。

税関で「知的財産侵害物品の取締り」が行われ、行為者だけに懲役や罰金が科せられるだけではなく、業務として行なった場合の事業主についても罰金が科せられ、侵害物品は没収され破棄されます。
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/pages/a_003.htm

このような侵害物品を購入することは、クリエータへの正当な報酬が削られてしまうことになり、新たな素晴らしい作品を生み出すことができなくなってしまうことに思いを寄せていただき、子供のときから、クリエータの創作に敬意を持つことを育て、クリエータが持つ権利について考える機会を持ってほしいと思います。

また、現代は誰でもがクリエータとなれる時代ですので、自分が創作したときに持っている、自分の権利についても意識をしておくことで、知らずに搾取されてしまうことも防ぐことができるのではないかと思います。

さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com

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