産学連携:次世代AIで分析データを導き出す実証研究

高等学校の学習・指導において次世代AIで分析データを導き出す実証研究について、三者連携協定が締結されたと記事は伝えています。
https://news.mynavi.jp/article/20210202-1685922/

プレスリリースはこちら。
https://www.uchida.co.jp/company/news/press/210201.html

国のGIGAスクール構想※等に基づき、県立高等学校での令和4年度からBYODによる1人1台端末の環境を目指している「滋賀県教育委員会」と、学校の学習・指導に有効な分析データを導き出す「説明できるAI」エンジンの開発を行なっている「京都大学学術情報メディアセンター」と「内田洋行教育総合研究所」とで、教育ビックデータを活用した「個別最適な学び」の実現を目指す実証実験が行われるそうです。

※GIGAスクール構想:
・1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する
・これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す
https://www.mext.go.jp/content/20200625-mxt_syoto01-000003278_1.pdf

「京都大学学術情報メディアセンター」と「内田洋行教育総合研究所」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」を受託し、上記の「説明できるAI」エンジンを開発しているそうなので、NEDO採択事業が実際に活用され、人々の役に立つ技術として発展していく様子を目の当たりにできます。

滋賀県教育委員会では、実証実験の成果を全県立高等学校に普及させることを考えており、さらに新たに開発された技術とデータがさまざまな場所で活用されることが期待できますね。

さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com

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