特許庁は、技術の発展がめざましいAI(Artificial Intelligence;人工知能)関連技術の国内外における出願状況の調査結果を発表しました。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/ai_shutsugan_chosa.html
令和3年度 AI関連発明の出願状況調査 調査結果概要はこちらです。
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/sesaku/ai/document/ai_shutsugan_chosa/gaiyo.pdf
2019年のAI関連発明の出願件数は約5,000件であり、画像処理が多く出願されています(737件)。
また、医学診断(247件)、材料分析(175件)、音声処理(149件)と出願されていますが、映像処理(141件)、ヘルスケア(134件)、交通制御(67件)が前年より多くなっているようです。
また、中国では大学から出願されることが多いようで、そのビジネス化が課題になりそうと指摘されています。
近年は、自社でAIシステムのコアな部分を開発しなくても、各企業から提供されているAPIを利用して自社の業務に合ったAIシステムを構築することができ、特許要件を満たせば、自社技術が特許される可能性もあります。
自社業務のなかでAIで効率化できそうなものがあるか、まずは検討してみてはいかがでしょうか。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com