コロナ禍でのゴールデンウィークも終わり、自粛モードに疲れを感じる今日この頃ですね。
このようななか、コロナに立ち向かう技術が次々と開発されています。
記事では、順天堂大学と清水建設が、建物空間内でのリスク分布をモニター画面上で可視化するシステムを共同開発したと伝えています。
https://news.mynavi.jp/article/20210423-1877503/
室内の二酸化炭素(CO2)濃度分布と在室者の位置情報から、マイクロ飛沫感染と飛沫感染の両面から感染リスクを評価し、感染リスクがヒートマップで分かりやすく示されています。
順天堂大学のプレスリリースはこちらです(2021.04.22)。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20210422-01.html
順天堂大学と清水建設の共同開発については、2021.02.19にプレスリリースが出ていました。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20210219-09.html
2ヶ月の共同開発で、このような成果発表に至っており、コロナ対策でのスピードの重要性が意識されていることを感じさせます。
共同開発では、順天堂大学・大学院医学研究科感染制御科学の堀教授の医学的知見と助言を基に、清水建設が感染リスク算出手法、空間補間手法による濃度分布作成技術を開発したそうなので、特許出願もされているのではないかと思いますが、特許出願は原則1年6ヶ月は秘密の状態になりますので、現時点で検索はできませんでした。
ただ、順天堂大学と清水建設の過去の共同出願は2件検索され、発明者に堀教授の名前がありましたので、10年以上前から共同研究はなされていたのですね。
特許情報を検索すると、このようにいろいろなことが分かります。
さわべ特許事務所
https://sawabe-pat.com