いきなり!ステーキのステーキ提供システムの特許に取消決定

先月(2017年11月)「いきなりステーキ」の「ステーキの提供システム」(特許5946491)の特許に対し、特許異議申し立てされていることをお伝えしましたが、結論として取消決定されたとのことです(J-PlatPatの審判ー審決速報で確認できます:異議番号2016-701090)。

特許異議申し立ては、特許掲載公報の発行日から6ヶ月以内に誰でも申立てすることができるのですが、今回は平28年6月10日に登録後、平成28年11月に特許異議申立てがなされ、平成29年3月に取消理由が通知に対し、訂正請求され、訂正請求は求められたものの、最終的には取消決定との結論になったようです。

今回の決定では、「本件特許発明1は、その本質が、経済活動それ自体に向けられたものであり、全体として「自然法則を利用した技術思想の創作」に該当しない。」と判断されており、特許法での保護対象である発明に該当しないため、特許は取り消されるべきものとされました。

特許実務としては、従来の審査での判断に沿うものですので、特許庁の考え方を改めて確認できたことはよかったと思います。

ただ、審決取消訴訟が提起される可能性もあり、取消決定が確定したわけではありませんので、最終的な結論はまだ先になります。

今回は、身近な飲食店での料理の提供の特許でしたので、注目が集まりましたが、皆さんのビジネスに関わる分野でも、知らない間に他社が貴社ビジネスと同じような仕組みで特許を取っていることも考えられます。
気になる分野があれば、定期的に特許公報をチェックしてみてはいかがでしょうか?

さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/

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