知財ニュース

羊羹製法で特許取得

特許は、さまざまな分野で権利を取得できるのですが、今日はちょっと珍しい「羊羹菓子の製造方法」の特許をご紹介します。
http://www.minpo.jp/news/detail/2018032350193

記事によれば、会津若松市の和菓子老舗「長門屋本店」は、切るたびに異なる絵柄になる「羊羹菓子の製造方法」で特許を取得したそうです。

特許情報プラットフォームで検索すると、特許第6279134号として、平成30年1月26日に特許が登録されています。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPB_6279134/C03D7FB66D474C93D2DE01103657E921

記事に実際の羊羹の写真が掲載されており、特許公報の図面とほぼ同じ絵柄になっています。
月の満ち欠けや、鳥の羽ばたきが、羊羹を切る場所で異なり、美味しさだけでなく楽しさも感じることができるお菓子になっています。

保護の対象は、物品のデザインですので、意匠での保護も検討されたかもしれませんが、羊羹を切ったときの絵柄に特徴があるものですから、意匠出願する場合には複数の断面図で意匠を特定することになり、対象の特徴を十分に表すことはやや難しそうです。
そう考えると、意匠権ではなく、「羊羹菓子の製造方法」として特許権で保護することが最適なのだと思います。

日々積み重ねていく事業のなかで生み出された素晴らしいアイデアをよりよく保護するためには、アイデアのポイントを理解してくれる弁理士との十分なコミュニケーションは大切ですね。

さわべ特許事務所
http://sawabe-pat.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です